高周波のコイルを100%内製
高周波の焼き入れは当社の特徴ですが、その最たるものは、コイルの内製化です。 機械加工だけでは、少量多品種生産に対応したくてもなかなか採算性が確保できない。 高周波焼き入れで付加価値をつけたいが、その条件設定に時間がかかって失注してしまう。 こんなジレンマに陥る会社が多いのですが、当社は、高周波焼き入れ機導入当初からコイルをすべて内製しました。 これにより、他社より、品質・コスト・納期(QCD)の面で優位に立つことができました。
高周波メーカーもコイルの内製化は推奨しませんし、現場の従業員も正直怖くてやりたがりません。
当社は、80年という歴史の中で、治具でもなんでも自分たちでやった方が、短納期で低コストになる、 だから『根がまじめで、自分たちで作れるものは何でもつくる、とりあえずやってみるという社風*』を培ってきました。 その社風と職人肌の従業員がうまく機能し、他社ではなかなか実現しない高周波コイルの内製を達成しました。 高周波コイル作製の方もそうですが、当社の従業員は、職人気質の方が多く、一見とっつきにくいですが、話をしてみるととってもアットホームな感じです。 会社見学にお越しの際は是非、怖がらずに声をかけてみてください。
*昭和10年に創業当時は、撚糸機械、遊泉寺銅山の鉱山機械を作っていた小松製作所の孫請け、戦時中は、軍需産業、戦後は一時しのぎで鍋、釜、製粉機や脱穀機、 昭和25年からは、小松製作所の協力企業として、ブルドーザーの外装品、パワーショベルの油圧関連、ブルドーザーのトランスミッション等、 時代に応じて、製造するものは変えてきましたが、創業当時から、根がまじめで、自分たちで作れるものは何でもつくるという社風は、今も当社に根付いています。